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事例052 携帯電話の使い方

先日、とあるサービス付き高齢者住宅に見学に伺ったら、施設脇のベンチに腰をかけ、タバコを吸いながらスマホをいじっている70代くらいの男性がいました。ちなみにサービス付き高齢者住宅とは、大体が介護度の低い比較的お元気な60歳以上の方が入居できる賃貸の施設です。

どうやら施設に入居している方のようです。
昼ごはん後の一服といったところでしょうか。

スマホかぁ、私の親はガラケーでも良く理解してないのになぁーと思いながら通り過ぎると、チラッとこっちをみて会釈をしてくれました。

見学が終わり一時間ほどして施設から出ると、まだその男性がいます。何本目かのタバコを吸いながら、まだスマホをいじっている。
いったい何をしているのだろうと思いながら、「お邪魔しました」と脇を通り過ぎようとすると、苦笑いでこっちをみてくれたので「寒くないですか?」と声をかけると、大丈夫というように、笑いながらOKサイン。
男性の後ろを通り過ぎると、画面には麻雀卓が映っているのがみえました。

麻雀のゲームをやっていたのですね!
男性の暇つぶしはスマホでゲームなのか…と時代を感じました。


最近はどこでもだれでも、暇つぶしにスマホでゲームをやっていたり、ニュースを見たり、SNSやLINEをやっている姿が目につきます。
電車やバスの中だったり、携帯電話を見ながら食事をする人もいますね。

今私たちは携帯電話がそばにないと、とっても不安に思います。出かけた先に忘れようものなら、なんだか落ち着かない気分になります。
生活にとても密着したものになっています。
それだけに、携帯電話を使い慣れている私たちが歳をとったら、と考えてしまいました。


少し前から、高齢者の運転免許証保持や交通事故の問題が多く取り上げられています。これと同じように介護の現場でも、もしかしたら、携帯電話がこれからの問題として、多く出てくるかもしれません。

例えば、携帯電話の使用マナー、携帯電話依存、使用料金、悪質なサイトへのアクセス、詐欺被害などなど。

実際、デイサービスで働いていたとき、60代の若い利用者さんが携帯電話がそばにないと不安で仕方なく、いつも探している方がいました。携帯の履歴から同じ友人に1日に何度も電話をかけていることも分かりました。

携帯電話は首からぶら下げられるようにし、友人には娘さんからしっかり病気のことを説明し理解していただきました。


携帯電話があることによって、高齢者に対して何が起こるかをしっかり予測して、それに対して備えをしておかないといけないなと思います。

デイサービスの利用者さんは、携帯電話で撮ったペットや孫の写真を嬉しそうに見せてくれました。
お守りのようにいつも携帯電話を首からぶら下げている人もいました。

GPS機能で、ご家族も居場所が分かって安心して仕事に行っていました。
しっかり備えて上手く使って“最先端の介護”を意識して行きたいですね。
Category: 介護の現場から(事例集)
Published on: Thu,  24 2015 08:00
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