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事例044 元気の源

「私の元気の源は、孫の成長と旦那とのおしゃべりなんです。」

介護の集いに参加した年配女性の言葉です。

大腿骨を骨折して、しばらくの入院の後、自宅に戻ったものの、足が不自由なもどかしさや自由に外出出来ないストレスから気持ちが落ち込み「鬱」になりかけていたそうです。

そんな中、力になったのが、まず孫とのふれあいだったそうです。

近くに住むお孫さんは女性の家に遊びに来ては、ごはんを一緒に食べたり、お茶を飲んだりして過ごしていたそうで、「おばあちゃんの料理が1番美味しいよ」と言ってくれるのだそうです。

女性は言います。
「孫なりに気を遣ってそんなことを言ってくれたのか、親に言いなさいって言われてたのかもわかんないし、もしかしてお世辞かもって考えても、嬉しいものよ。かわいいのよ。」

そんなお孫さんが高校を卒業し、希望の大学に合格したり、どんどん成長して行く姿を見るのが1番の楽しみなのだそうです。

さらにご自宅では結婚55年になる旦那様と、他愛も無い話をしているのだとか。毎日顔を合わせても、話が尽きないのだそうです。退院後の方が会話が増えたそうです。


女性は最後にこう締めくくりました。
「今の私があるのは家族のおかげ。家族おかげで、前向きになれた。そして、こうやって今日この集いにも参加できています。ありがたいと思っています。」


お孫さんや旦那様にとっては、日常の何でも無い時間なのかもしれませんが、この女性にとっては家族との時間こそが、生きる力となっているんだと感じた話でした。


ふと、自分の事を振り返り、離れて暮らす病気療養中の父に、最近電話もメールもしてないなー。と思い、早速その日の夜に『調子どう?』なんてメールをしてみたのでした…。

すると、父は携帯を見つめていたんじゃ無いか、と思う位の速さで、すぐに電話がかかってきて、近況を話す機会になりました。

話声が明るくて良かったと、少しだけ安心できました。
年末には会いに行こう。
Category: 介護の現場から(事例集)
Published on: Thu,  29 2015 20:23
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