介護デザインプロジェクト

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事例247 車を運転したい父との葛藤

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美容師さんとの何気ない会話の中で、親の運転免許の返納についての話になりました。

美容師さん
「俺の親父は昔から運転が大好きで、もう80過ぎてるんだけどバリバリ乗ってますね。でも、たまに父親の車に乗ると、おいおい大丈夫かよって思う時があって。特に子供と一緒に実家に帰ったときとか、孫をどっかに連れていきたいから、張り切ってどっか行こうとしちゃうんだよね。」


「お父さんは、特に持病などもなくお元気なんですか?」

美容師さん
「そうなんです。毎年の健康診断にも何にも引っかからないし、元気そのもので。でもやっぱり、体力面とか理解力とか、あれ、親父ってこんな感じだったっけ?って思うこと増えましたよ。なんだかんだ、年取ってるんだなって思いますもん。」


「運転も、何かある前にご自分から気が付いて、次は更新しないとか返納するとか考えてくれるといいんですけどね。」

美容師さん
「そう、だから最近はね、親父が運転席に乗って待ってても、俺が運転するから代わって、って言うようにしてるんですよ。親父の運転危なくなってきたから、なんて直接言えなくて。親父は、そうか…って寂しそうにするんです。で、また次の外出の時も、運転席で待ってるんです。気持ちはいつでも運転したいとは思っているんですよ、でも、自分でもなんとなくヒヤッとする事が増えてきた自覚もあるようなんです。

親父を傷つけないように、自然と車との距離をおいてもらえるようになって行くと良いなって思ってます。俺がいるときは俺が運転するし、母親も最近は親父に頼らずにバスとか使って買い物行くようにしてるみたいだし。そのうち良いタイミングで、免許返納の話も切り出せると思ってます。」


「とにかく、何かあってからでは遅くて、いつも家族の安心安全を心配していることだけは、常々伝えておきたいですね。」

高齢ドライバーの事故が連続してニュースになりました。
その影響で、運転免許の自主返納をする方の割合は増えたそうですが、都市部と田舎町ではまだまだその差は大きいようです。

また国は、75歳以上の高齢ドライバーに向けての新運転免許(自動ブレーキなどの安全機能がついた車種のみの運転を可能にするなど)の検討を始めています。2020年以降、早期実現を目指しているとのことです。

国の基準を待っている間に、今日でも明日でも事故は起こり得ます。
家族や人の命を守るという意味で、できるなら早めに対処をしていきたい部分でもあると思います。

親が自分から気がついて行動をしてくれるパターンとは違い、家族からアプローチするのは意外と難しく時間がかかるものだと認識し、家族間での意識づけもしていきたいものですね。





Posted by おこないちかこ on  | 0 comments 

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