介護デザインプロジェクト

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事例235 年金だけで介護施設に入れるか

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最近ニュースで「年金問題」が騒がれている中、ふと知人が言った言葉を思い出していました。
「これから歳をとって、施設入りたいと思ったら、たくさん預金があるか、全くないかのどちらかしかないな。年金だけじゃダメなんだ。」

年金の平均受給額を見て見ると、厚生年金が14万円台、国民年金が5万円台です。
将来、私世代(30代)だと、3〜4割マイナスになると言われています。

平均値から、現実的な施設の相場を見てみます。
介護付き有料老人ホームを希望する場合、入居一時金は0〜数千万円台からそれ以上、月額は15万〜40万円台。
認知症がありグループホームを希望する場合、入居一時金は0〜100万円台、月額は15万〜20万。

年金だけで賄おうとすると、かなり厳しく現実的ではない事がわかります。
だからと言って、施設に全く入れない訳ではありません。

特別養護老人ホームのような比較的低価格の施設ももちろんあります。
軽費老人ホームでは、本人もしくは扶養義務のある家族の年収によって変わってきます。

様々な料金形態がありますが、一般的に施設選びをする場合、継続的にお金がかかるので、施設の環境やサービスの質などよりも、価格が安いことで選ぶ事が多いため、低価格の施設はなかなか空きが出ず、希望した時期に入居する事が難しい事が多いです。


ここで、生活保護の場合を見てみます。
生活保護を受給していると、家賃扶助、生活扶助、医療扶助、介護扶助などの生活保護費でおさまる施設で検討できます。
基本的には特別養護老人ホームを優先的に考える事が多いですが、施設によっては有料老人ホーム、サービス付き高齢者住宅、グループホーム、ケアハウスなどでも受け入れているところもあるので、そこから探すこともできます。

冒頭で、知人が言った「施設入りたいと思ったら、たくさん預金があるか、全くないかのどちらかしかないな。年金だけじゃダメなんだ。」という言葉は非常に切実に感じます。

家族に迷惑をかけたくないから施設を検討したい、働きながら介護をするのが難しいから施設に入所して欲しい、という需要は増えています。
そんな時、年金や預貯金の額は大きな影響を与えることでしょう。

介護が必要になり、在宅での暮らしが難しい場合、介護施設を検討します。
施設が終の棲家となるのです。

自分のために、また家族のために、自分自身の老後の蓄えやその予測をしっかりと把握しておく事が必要だと思います。

Posted by おこないちかこ on  | 0 comments 

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