介護デザインプロジェクト

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事例230 青信号を渡りきれない老夫婦

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先日、片側2車線道路の大きめの道路を車で走行中、交差点の信号待ちで止まった時のことです。

歩行者用信号が青になると同時に、杖をついた女性と、シルバーカーを押した男性の夫婦と思われる2人が左から右へと横断歩道を渡り始めました。

どちらも足がわるいようで、歩幅は小さく、かなりゆっくりのスピードで歩いていきます。
青信号のうちに渡りきれないのではないか。
そう思っていると、夫婦が横断歩道を半分まで行くか行かないかのうちに、青点滅になり、あっという間に赤信号になってしまいました。

夫婦は、下を向いて一生懸命歩いていたので、多分赤信号に変わったことは認識できていません。
車の信号は青に変わっていますが、そのまま待つしかありません。
どんどん渋滞していきます。

やっと夫婦が半分を渡りきったところで、私が進む方の車線は動き出しましたが、まだ反対側の車線の車は、夫婦が渡りきるのを待っています。
先頭の運転手の表情は苦笑いで、やれやれ…といった表情をしています。
前の方の車両は、一部始終が見えていますが、後ろの渋滞の方の車には、事態が見えていないため、クラクションを鳴らす車も出てきました。

やっとの事で、横断歩道を渡った夫婦は、何事もなかったかのようにそのまま歩道を歩き続けていきました。

私は車に乗り始めて15年ほどになりますが、ここ最近特に似たような場面に出くわすことが増えたように思います。

横断歩道を渡りきれない。
杖などをついて横断歩道のない道路を渡っているが、車が来ても急ぐことができない。
車が近くまで来ているのにも関わらず、左右や後ろを確認せずに道路を渡ろうとする。
道路の真ん中を歩いていて、後ろから車が来ているのに気がつかない。

このような場面によく出くわすようになりました。
高齢歩行者の身体的な要因では、筋力の低下、視力や聴力の低下による判断能力の低下などがあると思われます。
また、車が待っていてくれるだろう、車が避けてくれるだろう、という勝手な思い込みもあるのかもしれません。

運転者はもちろん、高齢者に限らず人の動きに十分注意して運転はしているのですが、夜間や雨天などの視界の悪いこときや、少し急いでいる時などに、危ない状況に出くわした時、気が付いた時にはもう遅い、ということにもなりかねません。

歩行者とドライバーへの対策として、
歩行者用信号の青信号の時間が1.2倍長くなる「弱者感応押しボタン式信号」
横断歩道の歩行者をセンサー感知し、LED表示板などでドライバーへ知らせる「横断者感知式注意喚起システム」
などを取り入れている場所が増えて来ていますが、まだまだこれからのようです。

交通事故は、事故に合う当事者だけでなく、たまたま近くにいる人まで巻き込まれて被害を受けてしまうケースも沢山あります。
これからの日本の高齢化が進むことは、誰しもがわかっている事実です。
事故が起こってしまう前に、なくなる必要のない命が奪われる前に、早急に環境対策がされることを期待しています。
Posted by おこないちかこ on  | 0 comments 

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