介護デザインプロジェクト

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事例224 オムツ交換台「使ったら戻す」

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施設の利用者を連れてある観光地を訪れた際、こんなことがありました。

車椅子の利用者が、多目的トイレに入りました。
普段から、時間はかかっても車椅子からトイレの移乗や、ズボンの着脱はご自分でするので、私はトイレの外で待っていました。

すると、利用者がすぐに出てきて、ちょっと手伝ってほしい、と言うのです。
珍しいお願いだったのでトイレの中に一緒に入ると、お願い事の意味がわかりました。

便座の近くに設置してある、おむつ交換台が開きっぱなしになっており、車椅子が便座に近づけなくなっていたのでした。

利用者は、「こういうこと結構あるんです。この台、私たちにとってはすっごく重たいんです。」と、申し訳なさそうにしていました。

多目的トイレや、おむつ交換台を使用することのない方にとって、あまり気にしたことがないかもしれませんが、設置してある場所は、トイレットペーパーのついている側の壁や、便座正面の壁などについていて、比較的便座の近い位置に設置してあることもあります。

今回の外出で、車椅子を利用している方にとって、低い位置からこのおむつ交換台を持ち上げることは大変であることがわかりました。車椅子を使用している方は、足の障害だけでなく、上半身の障害のある方もいます。握力がない、腕が上がらないなど、重さ以前にその動作ができない方もいます。

おむつ交換台の使用者は「使用したら戻す」を習慣づけるとともに、使用者でなくても、開きっぱなしになっているのを見たら、元に戻すようにしていくべきだと思います。

同じような経験をした人はいないかと、調べて見たところ、Twitterやネット上でこの話題に触れている方が多くいることが分かりました。

車椅子の方だけではなく、視覚障害のある方や、盲導犬を連れた方でもぶつかってしまう、ということがあるようです。
この話題を受けて、設置位置を改め直す取り組みも出てきているようです。

観光地、ショッピングセンター、駅などなどのトイレでよく見かけるおむつ交換台。
今は、多目的トイレや女性トイレにメインで置かれていますが、男性も積極的に育児をする時代に、これからは男子トイレにも当たり前に設置されて行くんだろうな、とも思います。

少しの気遣いで、みんなが使いやすい場になると良いと思います。
Posted by おこないちかこ on  | 0 comments 

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