介護デザインプロジェクト

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介護の現場エピソードや、現在の社会問題について情報を発信していきます。

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事例213 親の介護 子供達にできること 

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一人暮らしの母親が大腿骨を骨折し入院している知人から、相談を受けました。

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知人は40代でシングルマザーで子供4人を育てており、実家の隣町に住んでいます。
知人の姉もまたシングルマザーで、遠方で子供2人を育てています。

母親が骨折した事をきっかけに、一人暮らしが心配になり姉妹で話し合ったそうですが、考えが食い違っていて困っているとの事でした。

知人の姉
「施設に預けるのはどう?お互い仕事もあるし、子供だっているんだし。」

知人
「その気持ちもわかるんだけど、この前お母さんと話をしたらね、今住んでいるところを離れたくないって言ってたのよ。だから私、実家に入ろうかと思って。」

知人の姉
「子供4人を連れて?やめときなさいよ。全部あんた一人で看るつもり?仕事だってあるのよ。子育てと介護の両立って難しいっていうじゃない。」

知人は、母親の想いを組んで、一緒に住みたい。
お姉さんは、母や妹の気持ちは分かるが、大変そうだから施設に入れたい。

退院の日が決まるまでに、なんとかしたい、とのことで悩んでいたので、一度お母さんとお子さん達も含めて家族会議を開いてみることを進めました。
できればそこに、お母さんのケアマネージャーさんも同席してもらえるように言ってみました。

数日後、知人から連絡があり、家族会議を開いてよかった。との回答をもらいました。特にケアマネージャーさんがいてくれたから、話がまとまった。とのことでした。

結果、知人は実家に入ることになりました。
お母さんは知人が仕事に行っている間、リハビリ専門のデイサービスを利用する事になりました。昼食とお風呂はそこですませます。
知人が仕事で遅くなってしまい、夕飯の支度ができないときは、中学生の長男か長女がご飯を作ってくれるそうです。
長男にいたっては、これがきっかけで料理にはまり、調理師になりたいと話しているそうです。

下の子供達も、段差を降りるときや物を取るときなど、おばあちゃんに手を貸したりすることが自然と出来るようになりました。

遠方に住むお姉さんは、妹を思って、毎月少し金銭支援をしてくれるようになり、季節の食材などもたまに送ってくれると言います。

お母さんは、なるべくみんなに迷惑をかけないように、自分一人でも出来ることを増やせるようにと、リハビリに励んでいます。

知人は、家族会議にケアマネージャーさんが同席したことによって、家族が素直に自分の思いを言い合えたと言います。
それぞれが思っていることのメリットとデメリットをはっきりさせて、
デメリットの部分は具体的にどんな問題点が発生して、それを解決するにはどんな支援が必要なのかを、地域の制度や介護サービスも含めた上で話し合うことができたと言います。

もしかしたら家族だけだと、感情がぶつかってしまい、話がまとまらなかったり、喧嘩になってしまっていたかも知れない。

そう話していました。

親の介護が必要になった時、大切なことは、家族で話し合うこと。
出来れば、専門的な知識を持つ人が間に入っているとよいのですが、
難しい場合は、一度で解決しようとせず、話し合った内容を主治医や地域包括センターに投げかけてアドバイスをもらうことも必要です。

また、お子さんも含めると、良いことがあります。
子どもながらに、何か出来ることがあるかも知れない、と言う気持ちになってもらえたら、将来の為にもなりますね。

介護はできる人がやるのではなく、家族全員で力を合わせて行うことだということを共通認識にしていきたいですね。
Posted by おこないちかこ on  | 0 comments 

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