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事例205 おこナイトをひらく理由

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12月8日(土)。

第17回目のおこナイトが開催されます。
今日は、なぜ私が「おこナイト」を開催し続けてきたのか、その理由をお話しします。


私は短大で社会福祉を学び、卒業後「介護士」になりました。
小学校の頃からの夢であった仕事に就けたことは、自分の誇りでもあります。

あれから約14年、ケアハウス、認知症対応型デイサービス、有料老人ホーム、グループホームと、様々な施設でそれぞれに特徴ある介護を学んできました。


経験を積むごとに確信的になっていったことがあります。
介護士という仕事にとって大切なこと。
それは、介護が必要な本人をケアすることだけでなく、
その方の家族とのコミュニケーションをも、しっかり取ることだと。


例えば、施設に新しい方が入居されるとします。
良いケアを行うために知っておきたいことは、家族の有無、病気、内服薬、食事の形態などたくさんありますが、それらは当たり前の事項であり、さらに加えて「そもそもその人はどんな人なんだろう」と、入居される方の「人となり」を理解することを忘れてはいけないと思っています。

どんな場所でどんな環境に生まれ、どんな家庭で育ってきたのか。
どのような暮らしの中で、何を学び、どんな職につき、どんな人に出会ったか。
また、何に希望を持ち、何を諦め、どんな気持ちで今を過ごしているか。
そして、これからどんな風に過ごし、誰に何を期待するのか。


まだまだ多くの情報が必要なのですが、これらのことを本人から伺うのは本当に難しいのです。
かと言って、ご家族に聞いたら分かるか、と言われれば、実はほとんど答えられない方が多いのです。

では実際、自分は親のことをどれくらい知っているかと考えて見れば、『あれ、父親って何人兄妹だっけ?』『親の学生時代や若い頃のことってあまり知らないな。』『これからの老後をどうしたいかって聞いたことないな。』

と、自分自身の家族のことでさえ、意外と知らないもんだなって言うことに気付きました。


親のことを心配し始める世代というのは、仕事や子育てや趣味など、やりたいことややらなきゃいけないことが沢山あって、「親が元気でいてくれるから助かる」とか、「まだ元気でいるから大丈夫」と思いがちなのですが、みんなが元気でいる今だからこそ話を聞くことができる。

今こそがチャンスなんです。


お盆やお正月に帰省した際、いつもより少し踏み込んで話を聞いてみる。
いつも仕事で忙しくて、一緒にご飯を食べることはなかなかないけど、たまには食卓をともにして話してみる。

そんなきっかけから話始めてみたら知らなかったことや意外な話も聞けるかもしれません。
一人一人がそんなことを考えていけたら、きっと社会も変わっていくんじゃないかな、と思っています。


という思いで、
家族との関わりの大切さを伝えるために、『今よりもっと家族になろうよ』というテーマで、介護についての実際にあったエピソードを交えながら、講演ライブという形でおこナイトを続けています。


今回で17回目となりました。
12月8日(土)17時開場、17時30分開演。
場所は、妙見島にあるマリーナレストラン『トリム』にて。

ご興味をいただけたら、ぜひご参加ください!
Category: 介護の現場から(事例集)
Published on: Thu,  29 2018 08:17
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