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事例198 生きる、を面白がること

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「あのね、年をとるっていうのは本当におもしろいもの。
年をとるっていうのは絶対におもしろい現象がいっぱいあるのよ。
だから、若い時には当たり前にできていたものが、できなくなること、ひとつずつをおもしろがってほしいのよ。」

先月亡くなった樹木希林さんが、様々な雑誌やインタビューで語った「生きることを面白がる」と言う言葉について、施設のおばあちゃんたちと話しをしてみました。

Aさん
「それはおもしろい考え方ね。
私は今、腰も痛いし体調も良くないし、全然面白くないけど。
あ、でも、こうやって具合が悪くなった時に、気を使ってくれる職員さんとそうで無い人がいたりして、別にそれでどうのってわけじゃないけど、あ〜そうなんだ〜とか思っちゃったりして。」

Bさん
「最近はすっごく耳が遠くなってね。皆さんの話に入っていけないこともあって、最初はやだな…って思っていたんだけど、でもね、めんどくさい事が聞こえてこなくて逆にいいかな〜なんて思ったりするわよ。」

Cさん
「もうね、若い時から比べたら、毎日お笑いばっかりよ。散歩にでれば、足が上がってるつもりでも全然上がってなくてつまづいたり。毎日3回はメガネの場所探してるわよ。朝食べたご飯も忘れてるし。いちいち落ち込んでたらね、ホントつまんないわよ。でも、若い人から見たら、もう何やってんのよ!ってイライラするかもね。ごめんなさいね。」


樹木希林さんの生き方をニュースなどで見て、変わってるけどかっこいい生き方の人なんだな、と思うことや、施設のおばあちゃんたちが老いを笑い飛ばして話している姿を見ると、こんな風に歳をとれたらいいなとか、歳を取るのも悪くないのかな…なんて言う気持ちになりました。


人生100年時代。
「生きるを面白がってみる」
難しそうで面白そうな生き方ですが、そんな風に生きていたら、自然とそれを見ている周りにも元気を与えていけるような気がしています。

私もおばあちゃん達から元気をいただきました。
Category: 介護の現場から(事例集)
Published on: Thu,  11 2018 08:00
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