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事例197 “終活”子どもから話してみる

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施設に入居しているおばあちゃんと話しているときに、“終活”についての話題になりました。


「これからのことで、何か心配事はありますか?」

おばあちゃん
「何にもないわ。私ね、自分が死んだらもう入るお墓が決まっているの。葬儀を頼む会社も、どんな葬式にするのかも全部決まっているのよ。だから、いつ何があっても、家族やみなさんに迷惑がかからないようにって思ってるわ。終活ってやつ?これ、娘から教えてもらったのよ。お母さんこんなのテレビでやってたわよって。」


「娘さんからですか?自分が死んだときになんて、不謹慎だなとか思いませんでしたか?」

おばあちゃん
「ぜーんぜん。逆に娘から言われて、準備しなきゃなーって漠然と考えていた所を形にしてもらえて、本当に良かったと思っているわよ。母親の最期を真剣に考えてくれているんだな…って、すごくうれしかったしね。終活をしたからこそ、今は気持ちに余裕があると言うか、いつ何があっても家族にも迷惑をかけないって言う安心感があるわね。」


これまで多くの高齢者の方と関わって来て、ほとんどの方が言う言葉が「なるべく家族に迷惑をかけたくない」と言うことです。

おばあちゃんのように、家族に迷惑をかけないように様々な準備をした方がいいと分かっていながら、形にできていない人や、何から始めたらいいか分からないと言う方も多くいます。
娘や息子から、声をかけてあげるのも、悪くないんだな…と感じました。
子供の立場でも、なんとなく言い出しにくいような話ではありますが、親の立場からすると意外とありがたかったりするかもしれません。

とは言うものの、家族関係や考え方、状況の違いで、終活の話をするのが難しい方もいると思います。
もしも、関係は悪くないし、そんな話も出来るかもしれないな…と感じる方はぜひ、会話の機会を持ってみてください。

親孝行の一つになるかもしれませんね。
Category: 介護の現場から(事例集)
Published on: Thu,  04 2018 08:00
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