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事例195 一人暮らしの母〜姉妹の役割分担〜

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私の家族の話です。
私は二人姉妹で、私は千葉、姉は埼玉に住んでおり、母が青森に一人で住んでいます。

最近、私は埼玉の姉に会うことが増え、多い時には週に一回程度会っていました。
そこで少し驚いたことは、日中、母から姉によく電話がかかってきていることでした。

その内容は…
「最近庭の木の枝が伸びすぎて、切ろうと思うんだけど、自分でもできる工具ってどんなのだろう?」
「携帯の画面の表示が変になっちゃって、どうすればなおるの?」
「この前教えてもらったレシピで梅酒を作ってみたんだけど、結構うまくいったのよ」

私にはあまりかかってこないような日常会話の電話でした。
姉は夫婦で自営業をしているため、日中は事務所で仕事をしています。
母の電話にも対応できるのです。
それに料理や菜園など趣味が母に似ているところがあります。

そんな部分でも、気軽に相談し話し合える仲なのだと思います。


さて、私はと言えば、母から電話があっても、電車や車で移動中のことや打ち合わせや仕事で出られないことがあったり、折り返しが夜遅くなったりするので、母は私に電話をするのをとても気を遣っているようです。
なるべくこちらからこまめに連絡をとる努力をしていますが、連絡をとるのは月に1〜2回程度です。

母は、「65歳以上の高齢者っていう言葉が一番嫌いなのよね!」とまだまだ元気アピールはいっぱいですが、最近忘れっぽくなった、いろんなことが億劫になってきたといいます。長く続けてきたパートの仕事も辞めました。

心配は増えるばかりです。
離れて暮らしていると老いによる母の言動の変化に気が付くことが遅れるかもしれませんが、姉はよく母とコミュニケーションをとっています。
きっと何か母に変化があったとき、一番最初に気が付くのは姉なのではないかと思っています。


せっかくの機会なので、姉と母のことについて役割を確認し合いました。
姉は日ごろからよく母と電話でコミュニケーションをとることが出来ます。
しかし、自営業の為事務所を空けることが出来ません。
気軽に休みをとって実家に帰るということが出来ないのです。
何年に一回帰省できたとしても1泊〜2泊がいいところで、長期に滞在ができません。

私は日ごろの連絡は姉ほどこまめにはできませんが、仕事を調整すれば年に何度か帰省することが出来ます。
母の様子を見たり、日ごろ一人じゃいけないところに一緒に出掛けたり出来ます。
私たちは二人姉妹です。
母への心配は尽きませんが、お互いの暮らしに合わせて何ができるのかを今から確認し合っています。

介護の仕事をしていると、親の介護によっての兄弟喧嘩の話をよく聞きます。
多くがいざとなってからのことなので、責任の押し付け合いをしたり、役割の比重や、金銭面の比重などでこじれるパターンがあります。
仲の良い兄弟でもそれがきっかけで疎遠になることもあります。

なるべくなら、介護が始まる前に、家族間でバランスの取れた役割分担を考えておくことが出来ると良いですね。
Category: 介護の現場から(事例集)
Published on: Thu,  20 2018 08:00
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