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事例193 ボール遊びができない公園について

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施設の窓から見える公園で、子供達がボールを蹴ってサッカーのような遊びをしていました。
それを見ていて、こんなニュースを思い出したので、お婆ちゃんたちに話して見ました。

「公園で、ボール遊びができないところが増えている」

理由としては、「飛んで来たボールが人に当たると危ない。特に小さな子供やベビーカー、高齢者に当たると危険。」「遊んでいる子供達の騒音がうるさい。」「ボールが他人の家の敷地に入ってしまい勝手に取りにくるマナーの悪い子供がいる。」
このようなクレームが公園を管轄している自治体などに入り、ボール遊びを禁止する対する決め事がつくられたのだそうです。

しかし、ボールといってもいろんなボールがありますし、小さな子供が追いかけるのも駄目なのか、野球やサッカーのようなチームでやるようなものも駄目なのか、線引きがあやふやな部分もあるようです。
フェンスのある球技スペースではいいけど、その他は駄目とか。
球技スペースを利用するには予約が必要とか。
公園によって様々あるようです。


Aさん
「うちの息子は野球をやっててね。お父さんが夕方仕事から帰ってくると、いつも近くの公園でキャッチボールしてたわよ。子供にとってはただの練習としか思ってなかったみたいだけど、お父さんにとっては子供と話すいい機会だったみたいよ。気軽にボールが使えないとなると、そういうのも減っているのかね。」

Bさん「うちの娘も孫が小さい時に、ママ友と一緒に公園に行って子供たちにボールを渡しておけば、いつまでも子供同士で遊んでるんだって。お母さんたちはその間に色々世間話や情報交換なんかしてたみたいで、勝手に遊んでてくれるから助かるっていってたけどね。」

Cさん「私が子供の頃住んでた家はちょうど公園の隣でね。よく子供達が、すみませんボールが入っちゃってー…って言って来たわよ。別に何とも思わなかったけどね。逆にうちの母が、暑いから麦茶でも飲んで行きなさいとか、飴食べなさいとかいうから、地域の子供達にはちょっとした有名人だったのよね。私は嫌だったけど。」

やはりお婆ちゃんたちにとっても、公園で子供達がボール遊びをすることに違和感はないようです。
小さな子供は別として、小学生以上になるとそれぞれのマナーも気になるところです。
そこで以前ブログに書いた、キャッチボールをしている少年たちを思い出しました。

施設のお婆ちゃんと散歩していて、公園のベンチに腰をかけようとした際に、公園の中でキャッチボールをしていた少年たちが、私たちを気づかってしてくれた言動です。
http://kaigodesign.com/blog-entry-183.html

子供たちに公共の場所で遊ぶことのマナーを伝えるのも、大人の仕事なのかな…なんて思ったりもしますし、
公園に禁止事項が多くなる事によって、子供達のマナーを学ぶ場が減っているのかもしれない、とも感じます。

いろんな意見があると思いますが、私としては、公園から子供達の楽しそうな声や笑顔が消えてしまうことは少し寂しいなと思っています。

Category: 介護の現場から(事例集)
Published on: Thu,  06 2018 08:00
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