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事例190 入居者のお友達

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最近、これまで介護士をしていて初めて言われたことがありました。

私はある施設で皆さんと歌を歌ったり、体操をしたり、時にはお散歩に出かけたり、レクリエーションをメインにお手伝いしています。

ある日、私が出勤をすると入居者のAさんが大きな声で入居者のBさんを呼びました。
「Bさん!あなたのお友達が来たわよ!」

Aさんは、同じ階で仲良くしているBさんに、私が来た事を知らせてくれたのでした。

私はAさんが冗談を言ったのかと思い 「“お友達”って!」と笑いながら返すと、Aさんは「あらほんとよ!」と教えてくれました。

Aさん「Bさんはね、あなたの話をよくするのよ。あなたが一番自分のことをわかってくれる友達だって。いつも言ってるのよ。」


Bさんは最近まで東北の田舎に一人で住んでいたため、心配した家族がこちらに呼び寄せ、施設に入居することになりました。

常々、私は田舎者だから…と負い目を持っている話し方をしていました。

私も同じ東北出身だということ。
方言が通じたこと。
Bさんの旦那さんと私の祖父が同じ職業だったこと。

様々な共通点があり、はじめから色々な話をさせてもらいました。

そのうちに、Bさんの身の上話を聞く様になったり、悩みも打ち明けてくれる様になったのです。

共通点があるからと言って、Bさんだけを特別視していた訳ではないのですが、やはり分かりあえる部分が多いと会話も弾みます。

そんなところから“友達”と思ってもらったのかもしれませんね。


これまで介護士をしていて、信頼されたり、名前を覚えてもらえたり、感謝されたり、様々な嬉しい事がありましたが、“友達”と言ってもらったことは初めての経験で、驚きました。


スタッフという立場から、入居者の事を一般的な“友達”_として見ることは難しいのですが、入居者からそう思ってもらっているということは、とてもありがたく受け止めたいと思っています。

介護士は「あなただから」出来ること、と言うものを見つけられる仕事でもある気がしています。
それが魅力のひとつでもありますね。
Category: 介護の現場から(事例集)
Published on: Thu,  16 2018 08:00
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