介護の現場エピソードや、現在の社会問題について情報を発信中。

メニュー

Webで見かけた "「介護事業所」情報" の記事について、補足的な投稿です.

Facebookの投稿で、こんな記事を知人から紹介してもらいました。

http://www.sankei.com/life/news/150323/lif1503230010-n1.html

介護に関して関わりがなかった人にとっては、「そうなんだ!」
と、関心をもって見てもらえそうなこの記事。

「そうなんだ!」と思えることって、とても重要なことだなって思います。

興味のない人に関心を持ってもらうことは、とても難しいので。

でも…

この記事を、介護や施設利用の仕組みについて知っている人が読んだら、「えっ?」
と、思う記事なんですよね。

そこで…

せっかくですから、こちらの記事についてすこし補足して、
知らなかった方に、正しく介護や施設を利用するための仕組みを知ってもらいたいと思います。


●「リーズナブルな特養は人気…」⇒△リーズナブルなのには理由もある!?
記事では、”特別養護老人ホームは割安で最も身近” とあります。
確かに社会福祉法人や地方自治体が運営する公的な施設なので、低料金で利用できます。
記事の通り、入所待機者の数もかなり多いです。
しかしながら、設備の面やサービスが、民間の老人ホームほど充実していない面もあります。

費用だけにとらわれず、サービス・設備環境・医療面…様々な観点で比較して施設選びをしたいですね。


●「デイサービスの受け入れ時間は上限12時間を14時間に拡大…」⇒△延長加算のある場合には、という条件付きです。

デイサービスって、どこでも最大14時間も受け入れてくれるんだ!と思われた方もいると思います。
いえいえ。違います。
施設によって、受け入れ時間は違います。
一番長い受け入れ態勢の施設で7時間〜9時間。それ以上利用の場合は、延長加算が発生します。
その上限が12時間から14時間に延びるということです。


●「デイサービスの事業所はバブル状態」「入所から通いまで!」「事業所検索はネットで」

インターネットで事業所が比較できて、選べるんだ!と思われたかも知れません。
確かにデイサービスは増えていますし、入所施設も通いの施設も、それぞれの特色を生かした新しい施設が増えています。
インターネットで事業所検索も出来ます。
でも…
インターネットで検索して、ここを利用したい!家族を利用させたい!と思っても、必ずしもそう出来るとは限らないのです。

なぜなら、事業所を選ぶために必ず必要な人がいるんです。

それが、ケアマネージャー(介護支援専門員)です。(以下ケアマネ)

介護保険でデイサービスなどを利用するためには、ケアマネを通さなくてはいけません。

ちなみに、
ケアマネが施設選びに行う行程は、

①アセスメント
家庭環境や本人の身体状況などの情報収集、課題分析などを行います。

②ケアプラン作成
アセスメントで出た課題に対して、その目標達成のための具体的な計画を立てます。

③モニタリング
そのプランの進行具合の振り返りを定期的に繰り返して、ケアプランを作り変えていきます。

④給付管理
介護度によって、使えるサービスの範囲が単位で決まっているので、それが範囲内か、又は自費が発生するか?

などの管理をします。


このような行程を踏まえて、現状に必要なサービス選びをしてくれます。

どんな施設があるのか、家族が事前に知っておくことはとっても大切なことですよね。
インターネットを活用して、情報収集することも一つの手段だと思います。

しかしながら、いざ利用すると言った場合、「家族が自由に利用できる施設を選択できます」と勘違いしないよう、利用までの一連の流れも把握しておくと良いですね。
Category: チカコのオコナイ
Published on: Tue,  31 2015 23:53
  • Comment: 0
  • Trackback: closed

0 Comments

Post a comment