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事例157 毎日に「ニヤリホット」を

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12月17日(日)に開催したおこナイトの“おこナイト通信”の中で取り上げた記事について、詳しく書いてみます。

『ヒヤリハットじゃなくて、ニヤリホット!?』
※おこナイト通信はこちら
http://kaigodesign.com/blog-entry-269.html
ヒヤリハットとは、事故まではいかなくても、事故に発展したかもしれない、ヒヤリとしてハットしたことを言います。
介護施設では、ヒヤリハット報告書として、起こった出来事を記入して記録に残し、事故を未然に防ぐための気づきとして活用しています。

ニヤリホットとは、長谷工シニアホールディングスさん独自の介護ツールで、「笑顔になれたこと」「できたこと」など、利用者のプラス面に注目した取り組みです。ニヤッとしてホッとしたことを報告書に書いていくと、「あの方はそんなことに興味があるのか!」「まだこんなこともできるのか!」と、介護が前向きにとらえられるというものです。

『ヒヤリハット』も重要ですが、『ニヤリホット』をたくさん見つけられるかどうかも気にしてみるとよいかもしれません。
フッと笑えるくらいの心の余裕があると、介護が楽しくなります。


例えば、入居施設での出来事です。
私がおばあちゃんに話しかけたら、とっても元気がなかったので、
「今日はどうしたんですか?元気がないみたいですね?張り切っていきましょうよ!」と話しかけると、
「あんたね、人生張り切ってばっかりいられない時もあるのよ。」と真顔で言われてしまいました。
いつもは会話が成り立たないおばあちゃんだったので、驚いたのですが...

そばで聞いていた2人のスタッフが対照的だったのです。
1人は、飲んでいたコーヒーを吹き出しそうになりながら「そりゃそうだわ!ごもっともなこと言われちゃったね!でも今日はすごいじゃない!」と笑っています。
もう1人は「まったく、あー言えばこー言う、せっかく話しかけてやってんのにね。」と怪訝な顔をしています。

きっと前述のスタッフにとっては、ニヤリホットだったに違いありませんが、後述のスタッフにとっては、ただの口答えをした嫌なおばあさんにしか見えていないはずです。

毎日の暮らしの中に、どれくらい『ニヤリホット』を見つけられるでしょうか?
介護に行き詰ったとき、少し視点をかえてみることも重要かもしれませんね。

ちなみに、私が好きなおばあちゃんで、365日、いつでも夕方になると「今年もお世話になりました。」と言うおばあちゃんがいました。ニヤリ。
Category: 介護の現場から(事例集)
Published on: Sun,  31 2017 11:02
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