介護の現場エピソードや、現在の社会問題について情報を発信中。

メニュー

事例148 まずは身近なところで興味を持ってもらうことから

c1d2bc1847543ab84d5efad476e80a1c_s.jpg
近くのスーパーに買い物に行った時の出来事です。

お店によって違いますが、レジでレシートを受け取る際に、関連商品の割引券が付いてくるお店が増えてきています。

先日もらって驚いたのは、カーブスの無料体験券。
カーブスとは、女性専用の30分の健康体操教室です。
利用者の多くが50代以上だそうで、全国にある教室です。

買い物をしたら、健康体操教室の無料体験券がもらえた。
「せっかくだからちょっと体験してみようかな」と、これをきっかけに思う方もいるかもしれません。

スーパーとカーブス。
主婦層の方に興味を持っていたけるとてもいい機会だと感じました。

以前、ある市の介護予防を担当する課の方から、介護予防について、こんな展望を聞きました。

「市で介護予防を目的としたイベントを開催しても、参加者は割と同じ人が多いんです。
健康や運動に対して前向きな方々は集まるけれども、人付き合いがめんどくさい、わざわざそのために出かけるのがめんどくさい、などの理由で参加されない方も多くいるんです。
歳をとってくると、自然と活動量が減ってくるので、面倒と思わずに自然と出かける機会を作れるような社会の仕組みを作っていきたいんですね。
そのためには、市で行っている事業だけでは偏りが出てきてしまうので、市民活動、ボランティアさん、商店、企業など様々な分野の方々に「健康」についての意識を持ってもらい、誰もが歳をとっても安心して暮らしていける社会の仕組みを作っていきたいんです。」


近所のスーパーに普通に買い物に行ったら、無料体験券をもらった。
30分だけみたいだし、行ってみようかな…そんな何気ない興味もいいと思います。

また、「健康」と聞くと、体を動かすことを考えがちですが、「心の健康」も大切です。

仕事や趣味を続けられる。
新しい楽しみを見つけられる。
不安やストレスを打ち明けられる仲間や場所がある。

身近なところから活動量を増やすというところに目を向けると、もう少し自然に健康を意識できるのかもしれませんね。


身近なところ、を考えてみると、
コンビニのローソンでは少し前から、介護食や介護の日用品を取りそろえた「ケアローソン」を展開していましたが、最近ではコンビニ店舗に介護相談窓口(株式会社インターネットインフィニティー運営)を併設した店舗を作るなど、身近に必要なものが買いに行けたり、悩みを相談できる仕組みを介護業界と共同で作っています。

また、最近増えているのが、薬局で行っているカフェです。
形は様々ですが、薬局にカフェやイベントスペースが併設されていて、一対一で体や健康の悩み相談をできたり、薬を受け取る待ち時間や、空いた時間をお茶を飲んだり本を読みながらゆっくりと待っていられるような場所があったりします。
さらに、イベントスペースのある薬局では、子育てサロンやセミナー、健康体操を行うイベントを開催したりしています。

身近なところで、しかも私たちが日常的に利用しているところの中に、安心が増えていくことは、利用するこちらとしてもうれしいことです。
皆さんの周りにはどんな取り組みがありますか?

Category: 介護の現場から(事例集)
Published on: Wed,  25 2017 08:00
  • Comment: 0
  • Trackback: closed

0 Comments

Post a comment