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事例140 旦那を先に看取った2人の妻の言葉

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先日、あるシャンソン歌手のライブを見に行った時のことです。
彼女は、シャンソン歌手をやりながら、カラオケステーションのオーナーをやっています。基本的にはカラオケボックスですが、昼間はカラオケ教室、夜はお酒を飲みながらライブも楽しめる場所です。
年をとっても音楽を楽しみながら、健康でいてほしい、との思いから月2回、文京区の介護予防事業「カラオケ健康教室」に場所を提供しています。

そんな彼女が定期的にライブをやっているので、見に行ってみました。
途中のMCでこんなことを話ししていました。

「私は旦那に先立たれました。今になって思っていることがあるんです。
旦那を見送ることができて本当によかったと。こんな悲しみ、旦那には耐えられないだろうなって。だから、私が送ることができてよかったなって。」

その後は「いくら腹立つ旦那でも、死んだあとにやっぱりいい人だったのかも、って思えたらいいのよ!」と、お客さんを笑わせていました。

実は同じような話を、つい先日も有料老人ホームの90代のおばあちゃんが話していたのです。

おばあちゃん
「長生きだな〜って思うでしょ。でもあっという間よ!これまでの人生で、女としてこれができてよかったな、っていうことはね、一番はやっぱり旦那を看取ったことね。女としてというより、妻としての務めだな。そう思ったわ。だって、私が先に死んだとして、そのあとの旦那の生活を考えたら、心配で心配で死んでられないわよ!」

その脇で、妻に先立たれた男性が
「じゃぁ、うちの妻は不幸もんだな…」
そう呟いて、皆を笑わせたのでした。

今回は、旦那さんを看取った妻の話がたまたま重なったので、記事にしてみました。


さて、皆さんはどう思いますか?
どちらが先に逝けたら幸せか…こんな話を夫婦でしたことがありますか?

もちろんいろんな意見があると思います。
こうでないといけない、という答えももちろんありません。

2人の話を聞いていて、ふと家族の将来のことを考えるとき、冗談交じりの話題としても、こんな視点から考えてみるのも新しいな、と感じてしまいました。
予想した答えと違ったりして、お互いに関する意外な意見が聞けるかもしれませんね。

家族の本音を引き出す話題っていろんな視点があると面白いですね。

“カゾクロ”するときにも是非、話題にしてみてください。
https://kazokuro.theshop.jp/
Category: 介護の現場から(事例集)
Published on: Thu,  31 2017 08:00
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