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事例118 入院費の支払いで知っておきたいこと

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皆さんは、「高額療養費制度」というものをご存知でしょうか?

公的医療保険における制度の一つで、医療機関や薬局の窓口で支払った額が、暦月(月の初めから終わりまで)で一定額を超えた場合に、その超えた金額を支給する制度です。

高額療養費制度では、年齢や所得に応じて、ご本人が支払う医療費の上限が定められており、またいくつかの条件を満たすことにより、さらに負担を軽減する仕組みも設けられています。(厚生労働省HPより)

具体的な制度の詳細はこちらを参考にして下さい。
http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryouhoken/juuyou/kougakuiryou/


以前、施設の家族会で、母親を介護する60代の男性がこんな話をしてくれました。

まだ施設を利用する前、その男性は母親と2人で暮らしていました。

ある日、男性が外出先で転倒して大腿骨骨折してしまい、しばらく入院することになってしまったのだそうです。
母親をみることが出来なくなってしまった男性は、ケアマネージャーに相談して、母親をショートステイへ通わせることにしました。

その時にいちばん困ったのは、金銭面でした。
ご自身の入院費の支払いだそうです。

結局約1ヶ月半の入院となってしまった男性の医療費の総額は、約30万円。
窓口で約30万円を支払い、後に高額医療費申請を行なって、自己負担限度額を超えた分を払い戻ししてもらう。と言った手続きをしたそうです。

医療費を支払う際に、窓口でこういう話を聞いたそうです。
「70歳未満ですと、事前に手続きをしておいて、限度額適用認定証を提示して頂ければ、窓口での支払いは自己負担限度額までですみますよ。」


男性は、(先に教えてほしかったな…)と心の中でつぶやいたそうです。
入院費の支払いに、母親のショートステイの費用…
後日払い戻しされるとはいえ、高額な支払いが辛かったと話していました。


また先日、ある介護関係者が集まる会に出席した際に、思いがけぬ病気で治療のため入院し20万を一度に払うことが大変だった。
役所に高額医療費申請の手続きに行ったら事前申請ができることを聞かされて、早く知りたかったと思った、というお話がありました。


限度額適用認定証は、病気になる前、「手術する」「入院する」など、費用がふくらむことが予想できる場合は、あらかじめ入手しておくことが出来ます。
申請してから数日〜1週間程度で保険者から認定証が送られてきます。
また、国民健康保険に加入の方で、自治体窓口で申請した場合、即日発行してくれるところもあります。


経験してみないと知らない制度のことってまだまだある気がします。
大変な経験をした方の話を耳にしたからこそ、それを伝えていきたいと思います。
Category: 介護の現場から(事例集)
Published on: Thu,  30 2017 08:00
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