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事例117 介護施設での飲酒

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先日、父親を介護しているというAさんからショートステイについての話を聞きました。

Aさんの父親は独りで生活するには少し心配がありますが、身体的な自立度が高く、自立支援中心のデイサービスに週3回通っています。

デイサービスが楽しくてしょうがないと、喜んで通っているそうです。

ある日、冠婚葬祭ごとがあり、Aさんは数日家を空けなくてはならなくなりました。
そこで、ケアマネージャーさんに頼んでショートステイを紹介してもらいました。

しかし、ショートステイを使うことはできませんでした。

その理由は、飲酒です。

父親は、「晩酌のできないようなところには泊まりたくないな。」
と、断ったのだそうです。

ほんの数日だから我慢してほしいとお願いしても、嫌だといって父親はきかなかったそうです。
この時だけでも晩酌を我慢してくれたら…と思ってしまいますが、もしかしたら、お酒の理由だけでなく、初めて知らないところに泊まるという不安もあったのかもしれません。

仕方なく予定の方を調整するしかなかったそうです。
ちなみにAさんの父親は、毎日晩酌をします。
量は普通程度で、健康的にも飲酒の制限などはありません。



介護施設ではお酒は飲めないのでしょうか?


介護施設での飲酒については、施設の決まりは様々です。

Aさんがケアマネージャーから紹介された施設のように、完全に飲酒禁止のところもあります。
飲酒禁止を謳っていても、その人の事情や状態により考慮してくれるところもあります。
医師から禁酒や制限をされているなどの理由がなければ大丈夫、というところもあります。
また、企画として月に一度、居酒屋的な雰囲気でお酒を楽しむイベントを開く施設もあります。

ですからAさんの場合も、もう少し周辺の施設に問い合わせてみたら、飲酒が大丈夫な施設が見つかったかもしれません。


デイサービスを利用されている家族から、
「本当に必要な時だけでいいんです。冠婚葬祭とか突然の出張とか特別なことがある時に、預けられる場所が欲しいんです。」
という相談を受けることは非常によくありました。

短期的に泊まりの出来る場所というのは、ショートステイ、が該当します。
しかし、今必要になったから、今利用したいんです。という希望には応えられない場合があります。
最近は、ショートステイの需要が増えていて、なかなか予約がとれないことも増えてきました。

さらに、お酒が飲みたい、タバコが吸いたい。
と言った場合は、選択範囲が狭まりますので、それぞれの施設で出来ることをしっかり事前に把握しておく必要があります。


家族が少しでも今まで通りの生活を送れるようにするために、
ケアマネージャーさんとの連絡を密に取り、いざという時に困らない対策をしておくことが大切ですね。
Category: 介護の現場から(事例集)
Published on: Thu,  23 2017 08:00
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