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事例089 信頼できる先生を選ぶこと



ある施設で認知症サポーター養成講座を行ったときのことです。

入居者の家族も3名参加されていました。
認知症の基礎知識から治療、予防など様々な視点から話をした講座の最後、ご家族の1人から質問を受けました。

「私の父は認知症状が出てから、同じ病院で診てもらっています。認知症の専門の科がある病院なのですが、本人の症状をみていると、診断や薬の処方にだんだん疑問が出てきて、本当にこれでいいのか?と思う時があるんです。こんな時はどうしたらいいのでしょうか?」

認知症の症状は人により様々で、その人の性格や置かれている環境でも、進行具合や現れる症状が変わってきます。一概に、医師の診断や処方される薬のせいにはできませんが、ご家族様が疑問を感じられているのだとしたら、何かその理由があるように思います。
家族の思いや家族から見た本人の様子を主治医の先生にしっかり伝え、様子を見ることも大切ですね。

それでも、疑問があるとしたら、今はセカンドオピニオン(他の医師の意見を求めること)をすることもできます。認知症の症状は進行を長く見ていく必要があります。
疑問や困り事を相談したり一緒に解決してくれると思える信頼の置ける医師を選ぶことも重要です。
信頼できる病院や医師を選ぶのは、本人や家族です。

今は薬を使わない非薬物療法や、必要最小限の範囲でしか薬を処方しないというやり方をとっている医師もいるようです。

その反面、認知症の症状にはとりあえず薬。
その薬の副作用にさらに薬。
薬で胃が荒れるから胃薬。
と気づいたら薬漬け…というふうに、経過観察や本人を録に見ることをせずに、家族の話や出ている症状の解決だけを急いで薬を処方してしまう医師もいることは事実です。
その辺りのことも含めて、一度見直すためのセカンドオピニオンも必要かもしれません。

今の先生に悪いかな?とか、気分を悪くするかな?というのは心配しなくても良いと思います。

信頼できる医師を選ぶことは、本人や家族にとってのこれからの安心材料にもなります。
Category: 介護の現場から(事例集)
Published on: Thu,  08 2016 08:00
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