介護デザインプロジェクト

このブログでは、
介護の現場エピソードや、現在の社会問題について情報を発信していきます。

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事例061 チームケア

デイサービスでの出来事です。
90代のおばあちゃんAさんはアルツハイマー認知症です。

自宅ではテレビをよく見ていて、前の日に見たテレビの話を良く教えてくれたり、
ワイドショーの話題は、職員よりも詳しい愉快なおばあちゃんです。
記憶力も良く、本当に認知症があるのかな?と疑いたくなるようなおばあちゃんでした。


ある日、施設に踊りのボランティアさんが来所しました。
イベントホールに集まる時間になり、利用者の全員に声をかけます。

イベントだからと言っても、利用者の皆さんの好みがあります。
しっかりイベントの内容を伝え、参加するかしないかの確認をとっています。

Aさんにも、若い職員が声をかけました。
「Aさん、今日は踊りのボランティアさんが来ますよ。イベントホールまで見に行きませんか?1時間くらいで終わります。」

Aさん
「う〜ん。今日はあんまり調子が良くないし、踊りもあんまり興味ないしね。それに、今日は便秘薬を飲んだから途中でトイレに行きたくなったら不安だからやめておくよ」


さて、その他の利用者は全てイベントホールへ向かい、フロアは静かになりました。
しーんとしたフロアに残ったAさんは、

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事例060 生きがいづくり

皆さんは、日々どのようなことを楽しみに持ちながら暮らしていますか?
FacebookやTwitterなどSNSを見ていると、皆さんの興味や楽しみが豊富だなぁ、と感じます。

おいしい食事をしてきました!
マラソン大会に出場しました!
旅行へ来ました!

普段の暮らしとはちょっとだけ違う非日常の時間を糧に、私たちは過ごしているんだな、と感じさせられます。


さて、介護をしているご家庭や高齢者施設ではどうでしょうか?

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事例059 家族の責任?

2月2日に最高裁判所で、ある事故の責任を巡った弁論が開かれました。

この事故は平成19年、愛知県大府市のJRの駅構内で、徘徊していた認知症の男性が電車にはねられ死亡した事故。JR東海は、家族が本人の監督責任を怠ったとして、列車に大幅な遅れを出し対応にかかった費用を、1審では妻と長男に720万円、2審では妻に360万の賠償を命じ、双方が上告しているというものです。


弁論での双方の主張は以下の通りです。
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【JR】
長男は同居していなかったが、介護の方針を実質的に決めていた。
2人には、徘徊を防ぐ監督義務があったのに対策を怠っていた。
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【家族の弁護士】
監督義務を負わせると、介護家族の負担は一層過酷になる。
家族が一瞬も目を離さずに見守るのは不可能だ。
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この判決は、来月3月1日に言い渡されるようで、最高裁がどのように判断するのかが注目されています。



これまでの現場経験で、私は認知症の方々やご家族と深く関わってきました。

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事例058 訪問介護の今後

先日の新聞記事にこんな見出しが掲載されていました。
『介護保険 調理・買い物除外 厚労省17年度にも 軽度者を対象』

内容をまとめると以下の通りでした。

厚生労働省は、介護保険制度で「要介護1、2」と認定された軽度者向けサービスを大幅に見直す方針を固めた。
具体的には、調理、買い物といった生活援助サービスを保険の給付対象から外すことを検討する。
トイレや入浴などの介助をする身体介護は見直しの対象とはしない。
膨らみ続ける社会保障費を抑えるのが狙いで、抑制額は年約1100億円、約30万人の利用者に影響が出る可能性もある。
2月にも始まる社会保障審議会で議論を開始。年内に改革案をまとめて、2017年度にも実施に移す。

注)
介護保険のサービスを受ける際には、まずは、要介護認定を申請します。
要介護認定では、判定結果は要介護状態によって8つの区分に分けられます。
【非該当:(自立)  要支援:1・2  要介護:1・2・3・4・5】
非該当の場合は介護保険のサービスを受けられません。
要介護度が重いほど介護保険のサービスを利用出来る量が多くなります。


このことに対して「軽度者切り捨てだ!」など、様々な反対の意見が飛んでいるようです。

私はそもそも、『要介護でできることが分けられる』ということに疑問を持っています。
なぜなら、

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